蒼天 南口店
大塚: 焼鳥
蒼天 南口店 (大塚: 焼鳥)
蒼天 南口店
電話: 03-5944-8105
営業時間:5:30-11pm 定休日:月
Sun: 日曜日営業
no smoking: 完全禁煙

東京に数多ある美味しい焼き鳥屋の中でも、蒼天の鶏肉のクオリティの高さと日本酒のセレクションの素晴らしさは群を抜いている。大塚駅南口から歩いて5分程度の静かな脇道沿いにあるこの店の入口にはひときわ大きな杉玉が飾られており、日本酒好きの人ならこのサインを見て思わずワクワクしてしまうことだろう。実際、店内で日本酒リストを一瞥すれば、その内容に失望させられることはないはずだ。もちろん、名人が調理する放し飼いで育てられた最高級の鶏と旬の様々な鶏肉を使った料理も絶品である。

フードメニューは、毎月リニューアルされる。初秋のある日、我々は、何とも食欲がそそられるブルーチーズ、鶏レバーのパテ(レーズンブレッドつき)、そして、柔らかい食感のスモークチキンのスライスから食事をスタートした。続けて供されたウズラの小さな脚のコンフィ、大変柔らかく味わい深いホロホロ鳥、そして鴨の串焼きなど、旬の狩猟鳥を使った料理は全て格別の味わいであった。その後に頂いたつくねは、ジューシーで、味付けも申し分がなく、軟骨が入念に砕かれているせいか、通常のつくねよりも心地よい歯応えが感じられた。皮がパリッと焼き上がった手羽先の出来映えもパーフェクトであった。

ほぼ全ての部位が塩焼きで供されるが、レバーだけは、タレが最高である。甘口のタレは、とびきり柔らかく、半レア状態のレバーの旨みをより一層引き立てている。また、鮮度のいい鶏の刺身もお薦めメニューだ。焼き鳥メニューを一通り楽しんだ後に、自家製豆腐と茶碗蒸しを頂いたが、この茶碗蒸しは、鶏肉、椎茸、銀杏に加えて、モッツアレラチーズとミニトマトが入った何ともユニークな一品であった。

厳選された日本酒セレクションも要チェックだ。岐阜の銘酒、小左衛門の様々な「蒼天」オリジナルラベルの他、日本中の小さな蔵元から取り寄せた20数種類もの日本酒が揃えられている。オンザロックで供されるとても飲みやすい小左衛門の柚子酒(純米酒から作られている)も美味。驚くべきことに、日本酒の醸造用水までこの店では飲むことができる。ディナーの予算は、飲み物込みで6,000〜7,000円程度。クレジットカードは、使用不可なので要注意。


by Robb Satterwhite


大塚
東京都豊島区南大塚3-39-13
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