タテル・ヨシノ
汐留: フランス料理
タテル・ヨシノ (汐留: フランス料理)
タテル・ヨシノ
電話: 03-6252-1155
営業時間:7-10:30am, 11:30-2pm, 6-9pm (LO) 定休日:なし
Sun: 日曜日営業
no smoking: 完全禁煙

ミシュランで一つ星を獲得したパリのレストラン、ステラマリス。この店のシェフである吉野建氏の調理する、日本料理のエッセンスを加えたハイレベルなフランス料理とジビエ料理は絶大な評価を得ている。そこで、今回我々は、吉野氏が東京でオープンしたレストラン、「ガストロノミーフランセーズ タテルヨシノ」で彼の料理を味わってみることにした。結論から言うならば、素晴らしい内容であった。最高級の旬の食材を使用した品々は、クリエイティブに美しく盛りつけられているが、わざとらしい作為的なスタイルは微塵も感じられない。我々は、絶品のフランス料理の数々を心行くまで堪能することができた。

「ガストロノミーフランセーズ タテルヨシノ」は、ハイセンスなホテルの25階にある。シンプルな内装だが、心地のいい雰囲気である。店内から眺める東京湾と汐留の摩天楼の風景は絶景だ。ディナータームに隣接のロビーラウンジから聞こえてくるジャズの生演奏が、店内を華やいだムードにさせている。スタッフのサービスは、かなりフォーマルなスタイル。思わず我々の声のトーンも下がって、ひそひそ声になりがちであったが、食事が進むにつれて、徐々に和んでいった。

食事は喜界島産仔山羊のカルパッチョ仕立てで始まった。前日の夜、我々は、沖縄料理店で山羊の生肉を食べたばかりだったが、このカルパッチョは、全く異なる一品であった。柔らかく風味豊かな肉質で匂いも気にならない。たっぷりのグリーンサラダと共に供されるのも嬉しい。もう一品の前菜、キャロット・ムースは、新鮮なウニがトッピングしてあり、滑らかでクリーミーな食材と、良質な春野菜のサクサクとした歯応えの組み合わせの妙には思わず瞠目させられた。カエルの足が添えられたアスパラガスのリゾット(日替わりのスペシャル・メニュー)も絶品のアペタイザーだ。

メインディッシュの仔羊のローストは、2枚の長方形のお皿に並べて供される。1枚目のお皿には、肉のみ盛り付けられ、もう1枚の皿には、ミニトマト等の野菜がふんだんに盛りつけられ、アンチョビソースが添えられている。さながら、バーニャカウダを思い起こすような一皿だ。仔羊は、東京で我々が今まで食べた中でも最高のレベルであろう。また、仔牛のローストにローズマリー風味のフォアグラを添えた一品も素晴らしい出来であった。カサゴ、舌平目を使った魚料理も大変美味であったが、この店では肉料理のレベルの高さがひときわ際立っているように思える。

デザートについても非の打ちどころがなく、コーヒーと共に供されるカラフルなプチフールの豊富な品揃えには思わず顔がほころんでしまった。ディナータイムのプリフィクス・メニューは7,875円から(ランチタイムは3,675円)、また、パリのステラマリスのスペシャリテが存分に楽しめる、「シェフのお勧めコース」(15,750円)もある。各コースには、ポーションがたっぷりのチーズの盛り合わせを、1,890円で追加注文することもできる。ワインリストは厳選されたおり、ボトルで10,000円以下のワインはごく僅か。グラスワインは、1,300円程度から楽しめる。(ハーフボトルの品揃えも豊富。)

隣接したワインバーのア・ラ・カルト・メニューも充実しており、価格設定は比較的リーゾナブル。近隣で働くオフィスワーカーのために夜遅くまで営業している。フードのラストオーダーは11:30pm、ドリンクのラストオーダーは1:30am。


by Robb Satterwhite
汐留
東新橋1-7-1 パークホテル東京25F
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