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 |  | ラルテミス: 神宮前二丁目 |   ラルテミス 5786-0220 神宮前二丁目 / フランス料理 神宮前2-31-7ヴィラグロリア101 営業時間:noon-2:30, 6-9:30pm (LO) 定休日:水  : 店の大きな地図  : リーデルのグラスでワインが飲める | ラルテミスでまず目につくのが、カウンターの上におしゃれに並んだ30本あまりのオードヴィ(フルーツブランデー)、その種類の豊富さに驚かされます。それも、よくある梨やチェリーのブランデーだけでなく、アスパラガス、ラベンダーなどの変わったフレーバーのブランデーが並んでいます。カウンター上のボトルはもちろん見せるためだけのもので、実際にテーブルに出されるボトルは氷点下に設定された大型フリーザーで適切に保管されています。そして、もっと驚かされるのが、膨大なワインのセレクションです。フランス各地の数百種類のワインが大型の数ページにわたるワインリストに説明とともに並んでいます。
リストにはさまざまな価格帯のワインが網羅されていて、ワインの予算が4000円でも20,000円でも、それぞれに価格に見合うワインを見つけることができます。たとえ、豪勢に高価なワインを頼んだとしても、この店の料理はそれに引けを取ることはありません。フランスの本格的なレストランで修業を積んで帰国したばかりの若く意欲的なシェフがトップクラスのモダンなフランス料理をつくっています。この価格帯(3コース・ディナーがわずか4000円から)では、都心で最高級のフランス料理と言えるでしょう。
席に着くとまず、細長いグラスに入ったシャンペンと、オリーブとマッシュルームのタペナードが詰まった小さなタルトレットがサービスされます。メニューを検討している間も歓待されている気分になります。4000円のメニューでは、前菜、主菜、デザートをそれぞれ1品ずつ選ぶことができ、5250円のコースでは、前菜を2品選ぶことができますが、よほど胃袋の大きな人以外、3コース・ディナーで十分な量があります。試してみた料理はどれも美味でしたが、まさに絶品といえる料理は、ウェイターの薦めてくれた料理でした。この店に行ったら、ウェイターのアドバイスに従うことをおすすめします。
その絶品料理の一つは、ズワイ蟹のフランとアヴォカドのカプチーノ仕立て。エレガントなガラスの器に温かくふわっとした料理が盛られています。スモークドサーモンも最高級のスコットランド産サーモンが軽く燻製にされていて、その新鮮な風味は、今まで食べたどの店のスモークドサーモンも味がなかったと思わせるほどです。
この店のメインコースは肉料理が中心ですが、本日の魚料理が毎日1品用意されています。注文したスズキのソテーはしっとりと味が良く、ローストポテトと新鮮な野菜が付け合わせになっていました。ローストポークは九州の小さな酪農場から仕入れた黒豚を使っています。ちょっと脂肪分が多めと思う方もいるかもしれませんが、私たちはとても気に入りました。鴨のコンフィは反対にわりとあっさりしていて、ぱりっとした皮と柔らかい肉がすばらしい触感です。
デザートも食事に劣らずクオリティが高く、とくにおいしかったのはレモンスフレでした(メニューの「本日のスフレ」は調理に時間がかかるため、前もって注文しておきます)。この店では、有能なスタッフがプロフェッショナルなサービスを提供しています。店内はさほど広くなく、雰囲気は手ごろなビストロよりいくぶんフォーマルですが、堅苦しさはありません。大きなガラス窓が静かな神宮前のわき道に面しています。この辺りのバーやレストランのほとんどが近隣のファッション業界の人たちを相手にしているのに対して、ラルテミスは都内全域から客が集まっています。わざわざ出かけていくだけの価値があるレストランというわけです。(たまたま近くにいたら、この店のランチはものすごくお得です。)
ところで、食事の後にフルーツブランデーはちょっとという方には、ビニマルというベルギービールを種類豊富に揃えたバーが同じビルの地下にあります。
明治通りと竹下通りの交差点から、明治通りを北方面に向かって歩き、最初の大きな交差点で右折、すぐ先の狭い通りを左折すると左手にある。原宿駅(JR山手線)か千駄ケ谷駅(JR総武線)から歩いておよそ10分。
by Bjorn Katz |
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