 |
 |
|
|
 |  | ポロンポロン: 大阪 北堀江 |  ポロンポロン 06-6531-0806 大阪 北堀江 / スペイン料理 北堀江1-22-26カーサ北堀江1F 営業時間:11:30am-2:30, 5:30pm-late 定休日:月 | 長い間、最高のパエリアを探し求めていた私だが、ついに北堀江にあるポロンポロンで理想のパエリアと巡り合うことができた。オーナーでヘッド・シェフのバニー・オーシャット氏はパエリア作りの達人たちから技を学んだ。パエリアに対して並々ならぬ情熱を持つ料理人たちは、出汁を作る際にわざわざ自分の村の水を運んでくるらしい。バニーのパエリアの具は、イカ、エビ、ムール貝、アサリ等のふんだんなシーフードとともに、たっぷりのチョリソー、ラム、チキンが使われている。味の決め手となるサフランライスも絶品である。バニーと彼の可愛らしい奥さんのアズサさんは、料理を通じて、我々をフラメンコとオリーブとシェリー酒の地へ誘ってくれる。
パエリアだけを食べにポロンポロンに立ち寄るのはなんとも勿体ない話だ。この店では、盛り沢山の美味しいタパスが味わえるのだから。先ずは、アペリティフにシェリー酒、ドン・ルイス・アモンティリャード・シェリーを一杯、おつまみには、オリーブの盛り合わせと、スペイン、アラゴン産のモンテ・ネバド・ハモン・セラノを頂くことにする。さらに、イカフライ アイオリソース添え、グリルしたズッキーニとピチュ(スペイン産のフレッシュ・チーズ)の盛り合わせ、マッシュルームをガーリックオイルで調理したピルピルを追加でオーダーする。ピルピルは、フランスパンのディップとして食べても最高だ。ローズマリーとレモンに漬けた焼きホタテは、外はカリッとして、中はジューシーな出来だ。黒板に書かれている、日替わりのお勧めメニューも要チェック。我々が訪れた日は、トーストに生のマグロとアボガドを乗せたものや、アルボンディガ(ミートボール)にバジル風味のフレッシュトマトソースを添えたものが供されていた。
バニーの料理のキャリアはフランスで始まり、その後、スイスで研鑽を積んだ。ジュネーブのレマン湖が見渡せるモンテ・パレスで働いていた時に知り合ったスペイン人から、バニーは、焚き火で調理するバレンシア風パエリアの作り方を学んだ(後に、ガスの炎でも調理できるテクニックを習得した)。
来日後は、グランドハイアット東京とポルチーニ(我孫子にある素晴らしいイタリアン・レストラン)に勤め、その後、ついに念願であった自分のレストランをオープンした。彼の話によれば、スペイン人は、お祭りの際にポロン(ワインを皆で回し飲みできる容器)を買って、仲間と、またその日知り合ったばかりの人たちと共に、気取りの無い、シンプルな料理を味わいながら、一緒にワインを回し飲みして大騒ぎするらしい。バニーはこのような光景が、この地でも実現できればという思いを込めてポロンポロンをオープンした。スペインの素敵な習慣を日本にもたらしてくれたバニーに感謝だ。
ランチセットは850円から。ディナーのパエリアは二人分で1,600円。タパス、ドリンクは500円から。
by Kimberly Mangialaschi |
|