東京のステーキ
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野菜はおいしくて健康的、いうことなしですが、肉汁したたる大ぶりのステーキに及ぶ料理はないと思える時もありますよね。今回はオールドファッションなアメリカ風ステーキディナーとおいしいワインの店を探してみました。ここにいくつかご紹介します。

オレゴン・バー&グリル: 汐留
ステーキ: サーロインステーキ“スモール”(230g、3900円)。ドライエイジングを経たこの店のオレゴン・ビーフは炭火焼きでとても美味です。ただ、今回はミディアムレアを頼んだのにミディアムの焼き加減でちょっと残念。といっても、肉は上質で、付け合わせのマッシュポテトも思わず頬がゆるむほどクリーミー(他の付け合わせ野菜はありません)。もっと大きなカットのステーキもあります。

副菜/前菜: シーザーサラダやオレゴン「マコーミック&シュミック」レストランの得意料理、クラブ&シュリンプケーキが絶品。

ワイン: オレゴン州ワインを披露する店らしく、6種類、どれもボトル、カラフェ、グラスで注文できます(ボトル4500円--7500円)。私たちはウィラメットバレーのピノ・ノワール(6000円)を試してみました。まずまずの味、でもあまり手ごたえがなく、もっと高級なカリフォルニアワイン(レンウッド・シラー8300円、ターンブル・カベルネ15,000円)のほうが飲みがいがあるかもしれません。

雰囲気: 照明を抑えた広い店内、テーブル間のスペースがゆったりして、インテリアは伝統的な暗い色調のウッドパネル。でもこの店の魅力は何といっても眺めです(汐留シティセンターの42階)。ライヴ演奏はたいしたことがなく、レコードを流してくれたほうが…。

料理: B+
ワイン: A-
インテリア/雰囲気: B-
(03-6215-8585)
オークドア: 六本木
ステーキ: 米国認定アンガス・テンダーロイン(285g、5800円)。柔らかく、風味のある肉で、中心は赤いまま、外側はきれいに焦げ目がつき、ブラックペッパーが少し利いて、おいしく調理されています。肉だけで目を見張るほどのおいしさですが、グリーンペッパー、レッドワイン、マッシュルーム、フレッシュ・ホースラディッシュの4種類のソースが付いてきます。付け合わせ野菜はありません。(ほかに、アンガス・サーロイン285g、4800円、ニュージーランド・テンダーロイン、国内産牛ステーキがあります。)

副菜/前菜: まずまずおいしいロースト・マッシュルーム、サッと揚げたオニオンリングとスパイシーなクラブケーキ(ソースはあまり味がない)、とてもおいしいロースト・アスパラガスのトマトヴィネグレットほか。

ワイン: 20,000円以上(天井知らず)では、オーストラリアとカリフォルニアの素晴らしいワインが種類豊富。ワインの予算が10,000円以下なら、チリや南アフリカのボトルが種類は少ないながらあります。(私たちはワインリスト最安値のあたりに悪くないアルゼンチンのシラーをやっと見つけました。)

雰囲気: ホテルのダイニングルーム(グランドハイアット内)としては平均より格段に上で、広いオープンバーとワインセラーが片側に、薪の燃えるオーブンのあるオープンキッチンが部屋の奥を占めています。サービスはやや過剰、没個性的な国際的ホテルの感がいくらかあります。

ワイン: B+ (20,000円以上はA、10,000円以下はB-)
料理: A (ステーキ自体はA+)
インテリア/雰囲気: A-
(03-4333-8888)
カーディナス・チャコールグリル: 恵比寿
ステーキ: USプライムリヴ(300g、3900円、2人前はありそう)。ステーキは、中が少し赤く、片側にカリッと焦げ目がついてうまく調理されていますが、気をそそる何かに欠けています。フォアグラ風味のソースが補ってはいますが、最高のステーキは肉自体のおいしさで行くべきです。注文したほかの料理はどれも驚くほどのおいしさだったので特にがっかりでした(200gサイズ、2800円もあります)。

副菜/前菜: シーザーサラダはアンチョビー風味がたっぷり、プロシュート(生ハム)とトーストしたパルメザンチーズがのって、平均よりはるかに美味。トルティーヤで包んだソフトシェルクラブは、ピクルスと熟したアボカドでアクセントをつけ、対照的な味のテンメンジャンとホースラディッシュ・ソースが添えてある逸品です。 

ワイン: ワインリストは第一級、スタッフはワイン通とくれば、ワイン選びで失敗することはまずありません。8000円以下で上等のワインが種類豊富に用意されています。

雰囲気: 普通の2倍はある高い天井と魅力的なインテリアの豪華な店内。サービスはプロフェッショナルで行き届いています。国際的な洗練されたレストランに不可欠な要素をすべて備えています。

料理: B+ (ステーキはB、他の料理はA/A+)
ワイン: A+
インテリア/雰囲気: A
(03-5428-0779)
T.Y. ハーバー・ブルワリー: 天王洲アイル
ステーキ: 牛フィレのグリル(180g、2400円)。肉は柔らかく風味があって、脂肪の量がほどよく満足できるステーキ。赤ワインソースは肉と競うことなく、風味を高める控えめな味で、付け合わせのスティルトンマッシュポテトはぴりっとした味を抑えてほのかな味に仕上げられています。

副菜/前菜: ルイジアナスタイルのクラブケーキ・ハーブレムラードソースや、活きのいいシシリアのツナと白豆サラダ・フェンネルとグリーンには思わず食指が伸びてしまいます。(シシリア以外のツナとどう違うのかは分かりませんが、目を引いたことは確かです。)

ワイン: カリフォルニアとワシントン州赤ワインが種類豊富に揃った本格的なワインリスト(グラスで注文できるものもいくつかある)。トリンチェロ・カベルネ・ソーヴィニヨンは5500円とお値打ち価格。でも、カベルネのリストの下の方にはいい値段のターンブル(10,000円)やシルヴァーオーク(12,000円)など気をそそるワインが揃っています。

雰囲気: ダイニングルームは活気があって広々としています。壁には現代アートがかけられ、部屋の片側には大きな醸造タンクが並んでいます。お天気が良ければ、テラス席では、ここちよいウォーターフロントの眺めと新鮮な外気を楽しめます。サービスはプロ精神と同時に、東京ではなかなか出会えない親しみにもあふれています。

料理: A
ワイン: A
インテリア/雰囲気: A+
(03-5479-4555)
by Robb Satterwhite