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★Spice Cafe/
押上: インド料理
3613-4020
店のデータ
複数の地下鉄と私鉄が乗り入れしている押上駅。認知度は高いものの、我々にとって少々馴染みの薄い場所ではある。だが、今後は、「Spice Cafe」のある街の駅として広く知られることになるかもしれない。都内でも随一の本格的なインドカレーが食べられるこの店は、ランチタイムも、ディナータイムも常に予約客で満席状態である。

築40年以上の古い木造アパートを利用して造られたこのカフェ・レストランは、エントランスから、小さな中庭、そして店内の隅々まで、色とりどりの美しい花々で彩られている。ダイニングルームは決して広いとは言えないが、古い木材を再生して作られた味わいのあるテーブルと椅子が絶妙なバランスで配された空間は開放感があり、思わず長居をしてしまいそうな雰囲気だ。

ディナータイムにこの店を訪れたのならば、アラカルトではなく、シェフのおまかせコース(3,500円)をオーダーすることをお勧めする。このコースは、前菜2品、カレー3種、デザート3品、そしてドリンクが楽しめる何ともお得な内容だ。この店のユニークなポイントは、メインディッシュは、全て本格的なインドカレーで、前菜やデザートはヨーロッパ各国の料理であることだ。

この日、我々が味わった前菜は、ベーコンのキッシュにニンジン、菜の花、しいたけのサラダを添えたもの、そして自家製ソーセージの盛り合わせであった。いずれも味は及第点以上で、付け合せの自家製のパンも素晴らしい出来映えである。シェフがインド料理のみならず、ヨーロッパの料理にも精通していることが良く分かる品々だ。メインのカレーは、チキン、マトン、野菜、日替わりのカレーから3種がチョイスできる。日替わりのカレーメニューは、シェフが研鑽を積んだ南インドのカレーが供されることが多く、この日のカレーは、ケララ風フィッシュカレーであった。

非常に強い印象を残すのがチキンカレーだ。まろやかな口あたり、そして、シナモンをベースにした複数のスパイスが織り成す独特の味わいは奥深く、熟成されたワインのように心地よい余韻が口中に残る。野菜カレーは、スパイスのインパクトを抑え目にした優しい味付け。マトンカレーは、濃厚でパンチの効いた一品。日替わりのケララ風チキンカレーは、鮮度の良いトマトの酸味が活いた一品。暑い夏には、ビールと共に味わうと絶品であろう。全てのカレーに共通しているのは、我々がしばしば都内のインド料理店で感じる油っぽい食感とは無縁で、素材とスパイスのマリアージュの妙を堪能できることだ。

カレーと相性がいいのは、やはりビールだが、この店では、前菜に合わせてワインも楽しみたい。価格設定も、ボトルで2000円から、グラスでは,450円からと大変リーゾナブルである。その他のドリンクメニューも、シードル、カルバドス、グラッパ等々充実の内容だ。また、ダイニングルームの脇には、ギャラリーが併設されており、若手アーティストの活きのいい作品が鑑賞できる。

Spice Cafeの場所は、都営地下鉄、東京メトロの押上駅から徒歩約12分。B3出口を出て、新あずま通りを直進。焼肉屋の角を左折し、その後八百屋の角を右折。 ランチタイムに訪れる際も予約は必須。(ランチセットは、カレー1種とサラダ。デザート。ドリンクが付いて950円)。

岡部 光
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◎墨田区文花1-6-10 ◎営業時間:11:45am-2, 2-4, 6-10pm 定休日:月・第3火
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